MARUGO SHINBASHI
(イタリアンバル/東京・新橋)
Italian Bar/Shinbashi,Tokyo
オープン
:2018年12月25日
床面積
:106㎡
客席数
:67席
Sky Design Awards 2019 Shortlist/
Bamboo Award 2019 winning/
IDA Design Awards Honorable Mention
シャンパンの泡からイメージを膨らませ、
記憶に残る店に
大切にしているのは、「店に入った瞬間にどんな印象を与え、記憶に残すか」。そのために照明によって“見せる場所”と、“見せない場所”とを作る。
今回のメインは、入り口にまで突き出されたL字型のカウンターに合わせた天井照明。そして、左手奥の赤いソファがセットされた壁。新橋初出店ということもあり、どちらにも『MARUGO』の店舗ロゴに使用されているシャンパンの泡の“丸”を、アイコニックなモチーフとして用いた。小さく均一な丸型でくり抜いた金物や銅板越しに、光を照らす。またスツールやテーブルも丸に揃えた。
「和でも洋でもない店を」がオーナーからのオーダー。洋を基本にしながらも、どこかで他にはない異質さを印象付けるため、柱や奥の壁に和のマテリアルを。富山県「高岡銅器」による茶の銅板。斑紋の浮かぶ独特の風合いと、自然に調和した伝統の着色が、デザインに奥ゆきを与えてくれた。
| 店を象徴するL字型カウンター
「お客さまとスタッフの視線を合わせたい」というオーダーに応え、カウンターの段差はなくした。またL字型のカウンターのカーブに合わせた照明で、お客様や料理を綺麗に照らす効果を生んでいる。
| ワインセラーが目を惹く外観
新橋は人通りが多くネオンも多い。そこでどう目立たせるかを考え、あえて外観はシンプルに、賑わい感のある光だけが外にせり出すように。ワインを売りにした業態なので、ワインセラーで目を惹く設計。セラーの温度は二重ガラスを用いてワインの保管にもしっかり対応。
| ワインのレッドが効いた内観
キーカラーはワインレッド。印象的なソファに、茶系の銅板の壁とチェック柄スツールを合わせた。床は洋風なレンガ。サイズは小さめにして女性がヒールでも歩きやすいように考慮。
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